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残虐的・暴力的な映画やゲームが与える子供への影響は?

 2016/10/15 子育て
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ホラー

オカルトホラー映画やSFホラー映画と言えば、本来は大人が娯楽として観るものです。これらの映画を見ても、大人であれば何も影響を受けないでしょう。

ですが、子どもが残虐的・暴力的・グロテスクなシーンのある映画を観るとどうなるのでしょうか?

また最近では映画だけではなく、ゲームでも残虐なものはたくさんあります。これらのゲームによる悪影響はあるのでしょうか?

残虐的・暴力的な映画やゲームによって、子どもはどのような影響を受けるのでしょうか?「将来、犯罪に繋がらない?」など心配になりますよね。

今回は残虐性のある映画やゲームが、子どもに与える影響についてまとめてみました。

なぜ残虐なシーンのある映画やゲームにはR指定・CEROマークがある?

ホラーの仮面
レンタルショップに映画を借りに行くと、パッケージに「R-18」「R-15」などと書かれていたりする映画があります。

ゲームも同様にパッケージにCEROマークがと言うものがあり、一部のゲームにはCEROマークが記載されています。

年齢指定がされている作品には、残虐・グロテスク・性的な表現や内容が含まれていることがほとんどです。

ではどうしてこれらの表現や内容があるものには、年齢制限があるのでしょうか?

R指定・CERO年齢区分マークとは

そもそもR指定・CERO年齢区分マークとは何かというと

【R指定】
映画鑑賞の規制4区分

R指定とは、映像作品(映画やドラマ、アニメなど)の鑑賞を年齢制限する等級の1つです。
「R」というのはRating(評価,見積もり,格付け)の「R」です。

映画鑑賞に関しては現在4区分になっており、

G…全年齢鑑賞可能
G-12…12歳以下保護者同伴が望ましい
R-15…15歳以下鑑賞禁止
R-18…18歳以下鑑賞禁止

と分けられています。

【CERO年齢区分マーク】
ゲーム年齢区分マーク
CERO年齢区分マークとは、ゲームのプレイ対象の年齢を区分するマークです。

CEROというのは、ゲームソフトの倫理審査機構で、日本のコンシューマゲームゲームソフトや一部のPCゲームの対象年齢を定めています。

こちらは現在5区分になっており、

CERO A…全年齢プレイ可能
CERO B…12歳以上がプレイ対象
CERO C…15歳以上がプレイ対象
CERO D…17歳以上がプレイ対象
CERO Z…18歳以上のみプレイ可能

と分けられています。

これらのマークがあると、その年齢に達していない子どもはレンタルや購入が出来ません。
対象年齢が明確にわかるように、これらのマークが書かれているのです。

R指定・CERO年齢区分される理由

なぜ残虐・グロテスク・性的な表現がある作品には年齢指定がされているのかと言うと、これらの指定があるものは「成長過程にある子どもに対して見せるべきものではない」という判断によるものです。

昔は性的なものが指定の対象となっていましたが、1997年におきた神戸連続児童殺傷事件や猟奇的殺人事件の発生があったこともあり、暴力や殺人など反社会的行為が写し描かれたものもR指定・CERO年齢区分されるようになりました。

特に幼い子どもはまだ精神面において未熟な状態で、
残虐性のある映像をみることでなんらかの悪影響がある可能性があるので、制限するべきであろうと言う考えから制定されました。

残虐な映画やゲームは犯罪に影響する?

立ち入り禁止
実際、残虐な映画・ゲームは、観たりプレイする子どもになんらかの犯罪を犯すなどの影響があるのでしょうか?

残虐・暴力的な映画の特徴

残虐・暴力的な映画の特徴は下記のような内容があげられます。

  1. 血しぶきがあがる
  2. 殺人シーン・暴行シーンがある
  3. グロテスクな要素がある
  4. 内臓が出る
  5. 体の切断がある

このような映画を子どもが観ることを想像してみてください。良い影響が子どもにあるとは思えませんよね?
最近の映画は、過激な表現が多く、大人が観ても目を塞ぎたくなるようなシーンも多数あります。

残虐・暴力的なゲームの特徴

残虐・暴力的なゲームの特徴は下記のような内容があげられます。

  1. サバイバルゲーム
  2. ゾンビゲーム
  3. 戦争ゲーム
  4. 外科手術ゲーム

このようなゲームは自分で進めていくストーリー性があるものが多く、歩道を車ではしって人を轢き殺したり、人に銃を乱射するというような内容があります。

人を引いたり殺したりするゲームが、良い影響を与えてくれるはずもありません。

暴力シーン・殺人シーンが子供に与えた影響

暴力シーンや殺人シーンが子どもに与える影響はどのようなことがあるのでしょうか?

イギリスでは、暴力シーンを含むテレビ番組が、子どもにどのような影響を与えるのかという研究をおこないました。

2012年Browne教授がイギリス心理学会の年次会議にて「暴力シーンが子どもを攻撃的にする」という研究結果が発表がされました。

過去18年間に公開された暴力シーンを含む映画、テレビ番組、テレビゲームを題材に、子ども達がどのような影響を受けるかを調査しました。
結論として、

  • 低年齢の子どもたちほど、影響を受けやすい
  • 見たすぐ後の興奮状態、思考、感情に変化が起こりやすい
  • 攻撃的な行動やおびえた行動を示しがちになるというデータが出ました。

テレビの暴力シーンが子どもに与える影響

研究でも結果が出ているように、悪影響はあるのです。

例えば、子どもがヒーローものの映画を観たとします。その影響から、その子どもは「ヒーローになりたい!」と思う可能性は0%ではありませんよね。

他にも超能力を使えるゲームをプレイしたとします。その子どもは超能力を使いたいと言う気持ちになる可能性がありますよね。

これは子どもにも限らず大人にもありますが、子どもののほうが影響される度合いが高いと言えるでしょう。

その映像を観たことでなんらかの影響を受けているから、憧れて同じようにしたいと思うのは確かです。

暴力的な映画を見たりゲームをすることで、「暴力をふるってみたい」「殺人を犯してみたい」、そういう憧れをもってしまう可能性があるとは思いませんか?

実際このような暴力シーン・殺人シーンを観て、影響を受けた子どもが犯罪を犯してしまう事件も発生しています。

1998年1月、16歳のマリオ・パディラと彼の従兄弟である14歳の少年は、パディラの母親(37歳)を45回も刺して刺殺。彼らは『スクリーム』と『スクリーム2』に影響を受けて連続殺人を計画し、母親を殺して得たお金で映画に登場したマスク2枚とボイスチェンジャーを購入しようとしていました。実際の犯罪を誘発したと言われている10の映画とその犯罪事例

このように、暴力的な映像はなんらかの影響を子どもに与え、犯罪につながる可能性があるのです。

人の死を簡単に考えるようになってしまう可能性がある

ホラー映画や、殺人シーン、グロテスクな映像には人の死がつきものです。

大人であれば、フィクションということは理解できますし、血が流れていても偽物の血ということはわかります。ですが最近の映画やゲームは昔よりも進歩していて、とてもリアルに見えます。

子どもがそのようなリアルな殺人シーンに見慣れていると、人の死を簡単に考えてしまう可能性があるのです。

残虐性・暴力性のある子どもになってしまう可能性がある

暴力的な映画を見たから、ゲームをプレイしたからといって、必ずしも暴力的になるということはありません。

ですが残虐性・暴力性を持った性格になってしまう可能性もあります。

このような映画やゲームは、無意味に人を傷つけたり、ただそれを楽しんでいるだけの映像が多くあります。

これは異常な人間の考えですので一般的にありえないことですが、それを子どもの頃から見慣れているとそれが異常かどうかという判断能力に麻痺がおこります。

結果的に、秩序のない子どもの人格が形成されてしまうことがあるのです。

子どもには残虐な映画やゲームは見せない・させないほうがいい

ゲーム
子どもにとって幼少時代は、人格が形成される大切な時期でもあります。このような時期に、残虐・暴力的なシーンがある映画やゲームは好ましくありません。

子どもはすぐ真似をしますし、善悪の境目も曖昧でありきちんとした秩序も身についていません。

刺激の強いシーンは子どもの人格に今後影響する可能性がありますので、なるべく観せないようにしたほうがいいでしょう。

子どもが観てしまったらどうすればいい?

子どもが残虐出来・暴力的な映像がある映画を観たり、ゲームをプレイしたとしても焦ることはありません。

もう観てしまっているのですから、その記憶はなくなりませんので、すぐさま対処する方法はないのです。

ですので、今後はそのような映像はみせないように親がしっかり注意を払うしかありません。

しばらく観なければ子どもの記憶からもそのような映像は薄れていくでしょう。

映画やゲームのせいで犯罪者になるわけではない

手錠
映画やゲームのせいで子どもが犯罪者になるわけではありません。
このような刺激の強い映像を観ていた子どもでも、健全な大人に成長している人はたくさんいます。

ですが危ない要因を元々持っていた子どもが、そういう映像を観ることによって犯罪の「引き金」「きっかけ」になる可能性はあるでしょう。

それに残虐的・暴力的な映像に対して、大人よりも子どものほうが抵抗力がないので、大きな衝撃を受けることは間違いありませんし恐怖感を抱く子どももいます。

ですので、犯罪者になるわけではないにしても、子どもにはすすめることが出来ないのは確かです。

まとめ

小悪魔な格好した子ども
残虐的・暴力的な映画やゲームは、幼い子どもが観ないプレイしない為に、年齢制限が設けられています。

それは子どもにとっては衝撃が強すぎるものがあり、良い影響ではないからです。

そのような映像をみたとしても、ほとんどの子どもは、「そんなことをしてはいけない」とわかっているので実際に行動には移しません。ですが一部の子どもは、興味・憧れを持つ可能性があります。

「残虐的・暴力的な映画・ゲームの影響で、子どもが犯罪を犯す」とは言い切れませんが、そのような性癖を持った子どもが観た場合「引き金」「きっかけ」になる可能性はあるでしょう。

ですので、「人格が作られていく子どものうちに、残虐的・暴力的な映画・ゲームは子どもに観せない・させないことが好ましい」と言えます。


子どもにスマートフォンを持たせる時期も非常に重要ですので、記事を書きました。

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ママライターR

ママライターR

子育てペディア編集長のRと申します。小学3年生の息子と小学6年生の娘を持つ2児の母(34歳)です。私の子育て方針は「のびのび」です♪子供の自我を抑え込み過ぎず、心の広い寛大な子供に育つよう心がけています。

コメント

  1. たらこ より:

    暴力的な映像やゲームって、対象年齢を超えているからと言って見せても良いものなのか悩みますよね…。
    見させないに越したことはないと思うのですが、どうすれば見させないように出来るのでしょうか?
    具体的な対策はありますか?

    1. ママライターR ママライターR より:

      たらこ様
      コメントありがとうございます。

      暴力的なシーンを観せないようにするには、子供の部屋にテレビを置かないことです。
      そうすることでコソッと暴力的な映画を観ることができません。
      またゲームは、暴力的なゲームを購入しないことです。
      子供がスマホを持っているなら、キッズフィルターをつけることで、暴力的なシーンを含むサイトにアクセスができなくなります。
      参考にしてください。

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