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子どもの里親になる方法!里親制度とは?手当や養育費について

 2016/11/08 お金 子育て
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親子

海外では里親や養子縁組はさほど珍しいことではありませんが、日本では認知度が低く里親の制度についてあまり知られていないことがたくさんあります。

里親になるにあたって、里親制度があり様々な手当や、養育費などの支援がありますのでまとめました。

里親って何?と思っている人や、里親になりたいと思っている人の参考にして下さい。

里親とは?

手をつなぐ親子

里親について、具体的に理解している人は少ないかと思います。

子どもを実親の変わりに育てるんだろうなぁという認識が一般的ではないでしょうか?

里親とは、親が経済面で厳しかったり親が病気にかかっていたり、自分の家庭で暮らすことができなくなった、18歳未満の子どもを引き取り「実の親の代わり」に養育する人のことを言います。

そして、そのような子どもを養育することを里親制度と言います。

里親制度と養子縁組の違い

里親制度と似た制度で養子縁組というものがあります。日本ではまだまだ里親と養子の違いを、はっきりわかっていない人がほとんどでしょう。

何らかの事情で自分の家庭で生活できなくなった子どもを、引き取って育てるということは同じですが、養育に関する仕組みは全く異なります。

里親と養子でどのような部分が違うのかと言いますと

戸籍の表記

まずは戸籍の表記が違います。

養子縁組は、子どもを引き取った時に養子と養親の戸籍が同じになります。つまり、娘または息子と言うことになるのです。

里親制度の場合は、引き取る子どもの戸籍は実の親の戸籍に入ったままになり、里子の名字は実親と同じままと言うことです。

ですので戸籍を見ると養子と分かる養子縁組に対し、里親制度は戸籍を見ても里親がいるかどうかわかりません。

ちなみに。里子の生活環境を考え、名字も里親と同じにして通称として名乗る場合もあります。

手当や養育費

養子縁組の場合、戸籍も同一になっていて我が子として育てている為、手当や養育費はもらえません。

里親制度の場合は、児童養護施設の代わりに家庭で子どもを育てるということから、国からの手当や養育費が月々支給されます。他にも医療費や交通費などの免除もあり、手厚い支援があります。

当然ですが、この手当や養育費目的で里親になることは出来ません。なぜなら経済的に豊かでないと里親になれないからです。

18歳時の対応

養子縁組は実子として育てているため、18歳以降も1つの家族として継続されます。

里親制度の場合は、里子が18歳になったときに、実親が養育可能になっている場合は、実親の元へ帰るという制度になっています。

18歳になっていない場合でも、実の親が養育可能になっていた時には、里子は実の親の元へ帰ります。

里親と養子縁組どっちがいい?

里親か養子縁組、どちらがいいのか悩んでいる人は、子どもとの今後の関係性を考えてみてください。

実親はちゃんと存在し、でもその実親が育てることができない状況だから、一時的に子どもを預かり養育をしようという考えでしたら里親でいいかと思います。

ですが我が子として迎え入れ、生涯家族になる意志がある人なら養子縁組でいいでしょう。

子どもをどのような形で受け入れるかでたいのかによって、里親になるか、養子縁組にするのかを判断しましょう。

里親になるにはどうしたらいい?

ピンクのはてなマーク
さまざまな理由により、自分の家庭で生活できずに困っている子どもはたくさんいます。

そのような子どもを引き取り、実親の代わりに愛情をもって育てたいと思う方は、まずどうしたら良いのでしょうか?

里親になるための条件や手順をまとめました。

里親になれる条件は?

里親になりたいと思っていても誰でもなれると言うわけではありません。

都道府県によっては、里親になる人の年齢が25歳以上でなければいけないところもあれば、特に年齢制限を設けていないところもあります。

そして里親になる人に求められる事は

  1. 心身共に健全である
  2. 児童の養育への理解・熱意や子どもに対する豊かな愛情がある
  3. 経済的に問題がない
  4. 子どもの養育に関して虐待問題がない
  5. 「児童福祉法」及び「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」
     の規定により罰金以上の刑に処せられたことがないこと。

などがあげられています。

そして養育里親になる為の条件は

  1. 養育里親研修を終了している
  2. 里子になる子どもと、同居する人すべてが欠格事由に該当していない
  3. 経済的に貧しくない

です。

欠格事由とは平成20年に、児童福祉法で新たに定められた規定で、児童福祉法第34条の15になります。

◆児童福祉法 第34条の15
本人又はその同居人が次の各号のいずれかに該当する者は、養育里親となることができない。

  1. 被後見人又は被保佐人
  2. 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者
  3. この法律、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律(平成11年法律第52号)その他国民の福祉に関する法律で政令で定めるものの規定により罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者
  4. 児童虐待の防止等に関する法律第2条に規定する児童虐待又は被措置児童等虐待を行つた者その他児童の福祉に関し著しく不適当な行為をした者
  5. 里親の欠格事由とは

里親の種類

里親にも種類があり、それにより手当・支援の内容が違っていたり、迎え入れる子どもの対象が変わります。

【養育里親】
養育里親とは、保護者がいない子どもや保護者の病気・経済的に困難で子どもと育てることが困難・不適切と判断された児童を迎え入れる里親のことを言います。

保護者が子どもを育てることが可能になる時まで養育します。場合によっては子どもが社会人になるまで生活を共にし、養育することもあります。

【養子里親】
養子里親とは、養育里親と同様なのですが、養子縁組を望んでおり後々は養子に迎え入れることを前提として養育する里親のこと言います。

【専門里親】
専門里親とは、子どもが今までに虐待を受けて、心に大きな傷を負った子どもや非行などの問題を起こす子ども・身体障害・精神障害・知的障害がある子どもを受け入れる里親のことを言います。

【親族里親】
親族里親とは、里親になる人と里子になる子どもが三親等以内の親族で、子どもの両親や保護者が死亡・行方不明などにより子どもを養育できない場合に、その子どもを受け入れる里親のことを言います。

【週末里親】
週末里親とは、週末や夏休み・お正月などに、保護者がいない子どもを迎え入れる里親のことを言います。

里親になる手続き

里親になるにはまず、各都道府県の児童相談所が窓口になります。(ごく一部の地域では市役所や福祉事務所が対応する場合があります。)

里親の登録の手続きを簡単に説明します。

まずお住いの管轄にあたる児童相談所に問い合わせをします。

申請

研修を終了
里親になる人の審査・調査

認定

登録

の流れとなっています。

問い合わせる児童相談所は、お住いの都道府県にある児童相談所に問い合わせてみてください。

こちらから各都道府県別に児童相談所が確認できます。

【厚生労働省 全国児童相談所一覧】
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv30/zisouichiran.html

こちらは児童相談所の全国共通ダイヤルです
【児童相談所全国共通ダイヤル】
0570-064-000

ごくまれに里親制度に理解が浅い児童相談所の職員に当ってしまうことがあります。

その時に「まだ早いから出直して」なんてこと言われることもあるようです。

もしそのようなことを言われても「これから認定を受けて、勉強してからお子さんを預かるつもりだ」と強い意志を伝えれば大丈夫ですよ。

里親制度の手当や養育費

ランドセルとお金と電卓
里親になると、国からの手当や養育費が支給されます。里親の種類によって支給される金額は変わってきます。

里親手当

[養育里親] 月々72,000円(2人目以降は36,000円)

[専門里親] 月々123,000円(2人目以降は87,000円)

養子縁組を希望する里親は里親手当が支給されません。
(養育費は支給されますので詳細は各児童相談所にてお問い合わせ下さい)

養育費

[乳児] 月々54,000円

[乳児以外] 月々47,680円

これらの他にも健康保険適応内の医療費は免除されます。

他の手当の詳細はこちらを参考にしてみてください。

【里親手当て・養育費に関して】
http://child-abuse.main.jp/youikuhi-teate.html

まとめ

笑顔の子供達
さまざまな理由により、自分の家庭で養育を受けることができなくなった子どもはたくさんいます。そんな子ども達を支えるために、里親制度が存在します。

里親になりたいと思う人は、まず児童相談所に相談をしましょう。里親になる為の検定を受け、審査を経て認定になりますので、それから里親登録ができるようになります。

週末里親という週末だけ我が家に子供を迎え入れる制度もありますので、まずは週末里親から始めてみても良いですね。

そして、里親になると子どもを養育する為の手当を国から受けることができます。

助けが必要なのは子どもを養育することができなくなった実親や、そんな子どもを育てたいと思う里親ではなく、里子になる子どもたちです。

里親は、その子どもたちが普通に生活していける環境を目指していくことを忘れてはいけません。

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ママライターR

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子育てペディア編集長のRと申します。小学3年生の息子と小学6年生の娘を持つ2児の母(34歳)です。私の子育て方針は「のびのび」です♪子供の自我を抑え込み過ぎず、心の広い寛大な子供に育つよう心がけています。

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